Monday, 17 April 2017

復活祭と節制

昨日は聖金曜日、東方正教会では聖大金曜日、イエス・キリストが十字架にかけられて処刑された日、その受難に関係した儀式が行われる。そして、3日後にイエス・キリストの意志で復活し死を克服する、そのためか復活祭は常に日曜日となる。

復活祭前は、東方正教会では大斎(おおものいみ)、カトリックでは四旬節と呼ばれる。この期間は、伝統的に食事の節制と祝宴の自粛が行われ、償いの業が奨励されている。東方正教会では禁食を中心とする節制、祈祷、禁食、慈善を心掛けることが通常より求められ、こうした信仰実践の目的は、神との交わりに信者が向かうことを助けると考えられている。

大斎期(四旬節)は復活祭の46日前から、日曜日を除いて40日、灰の水曜日から復活祭の前日の聖土曜日まで行わる。エチオピア正教は55日間となっており、東方諸派(非カルケドン派正教会)は暦が異なる、その期間は節制となる。東方正教会、東方諸派は節制に効能を認めており、通常、水曜日と金曜日に行う禁食をこの期間に適用し、卵、乾酪(乳製品)、肉、魚、オリーブ油、酒(ワイン)は摂らない。食事は1日1回通常の食事を摂り、後の2回は少量に抑える。午後3時くらいまで食を摂らず、夕飯がメインとなる(エチオピア正教)。

今日は、聖大土曜日で聖大金曜日と同様な儀式が執り行われ、キリストの黄泉下りと眠りを象るが、むしろその死への勝利を誉めあげ祝い、復活の喜びを先取りする祝いの日の性格が強い。
復活祭前の1週間は聖週間と呼ばれ、イエスのエルサレム入城から受難と死が記念される行事が続く。

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