Thursday 10 June 2010

安全・テロ情報【在ロンドン日本国総領事館からのお知らせ】

転載です。

在ロンドン日本国総領事館からのお知らせ
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安全・テロ情報 2010年6月9日
【北アイルランドにおける爆弾テロ事件等に関する注意喚起】
1.北アイルランドでは,ベルファストを中心に各地でIRA(アイルランド共和国軍)分派によるとみられる爆弾テロ事件やテロ未遂事件が発生しています。警察,裁判所,軍等の職員や施設がテロの標的とされている模様ですが,一般市民がテロに巻き込まれる危険性は十分考えられますので,常に十分な注意と警戒が必要です。

報道等によれば,ここ数か月間でも以下のような事件が発生しています。

(1)4月3日夜,アーマー州クロスマグレン警察署の門に,可燃性液体で満たされた複数の容器を積載した自動車爆弾が放置されているのが発見され,爆破処理された。

(2)4月12日午前0時ごろ,ダウン州ハリウッドに所在する軍用基地のそばで自動車爆弾が爆発した。爆発の瞬間に現場近くを歩いていた男性が負傷したほか,付近に住む60名が避難した。

(3)4月13日午前3時ごろ,アーマー州ニュータウンハミルトン所在の警察署のそばで,可燃性液体で満たされた複数の容器を積載した自動車爆弾が放置されているのが発見された。現場付近の50世帯以上が避難を命じられ,爆弾は軍によって処理された。

(4)4月22日深夜,アーマー州ニュータウンハミルトンの警察署のそばに放置された自動車爆弾が爆発し,2名が負傷したほか,付近の民家や商店,公民館等が被害を受けた。

(5)5月3日午後10時半ごろ,ニュリー州で,警察官の住居に鉄パイプ爆弾が投げ込まれた。警察官にけがはなかったが,住居の窓が破壊された。

(6)5月4日午後11時半ごろ,アーマー州ルーガン所在の警察署そばで爆発が発生し,警察が現場付近を封鎖した。この爆発で,警察署の向かい側の建物が損害を被ったが,負傷者は報告されていない。

(7)5月29日午前0時ごろ,ロンドンデリー州所在の警察署に迫撃砲が撃ち込まれた。弾丸は不発に終わり,負傷者はいなかった。

(8)5月30日午前1時ごろ,ティローン州ダンガノンにおいて,住宅内にパイプ爆弾が投げ込まれ,住宅の一部が損壊した。負傷者は報告されていないが,付近に住む約50人が避難した。

2.つきましては,北アイルランドに在住の方および渡航・滞在を予定されている方は,テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう,最新の関連情報の入手に努め,テロの標的となる可能性のある警察署,裁判所,軍の施設や官公庁には必要がない限り近づかず,訪問する際は,できる限り短時間に止めてください。

また,場合によっては,爆発予告電話を受け,警察による交通規制やそれに伴う誘導措置が実施される場合もありますので,周囲の状況には十分注意を払い,警察官等の指示がある場合には,それらに従って慎重に行動してください。

さらにテロ事件や不測の事態が発生した場合の対応策を再点検し,状況に応じて適切な安全対策を講じられるよう心がけてください。

3.なお,爆弾事件に関しては,以下も併せて御参照ください。
(1)2010年6月3日付け広域情報「爆弾テロ事件に関する注意喚起」
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2010C170

(2)パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_03.html

(3)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_10.html

【爆弾テロ事件および誘拐に関する注意喚起】
日本の外務省は、爆弾テロ事件および誘拐に関する広域渡航情報を「海外安全ホームページ」に掲載しましたので、お知らせいたします。

爆弾テロ事件に関する注意喚起
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2010C170

誘拐に関する注意喚起
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2010C171

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